✅3.11を忘れない。移動で命をつなぐ眞心ライド 〜防災×移動×医療福祉の視点から〜
2011年3月11日、東日本大震災が発生し、多くの命が奪われました。
あの日、
「避難したくても動けない」
「治療を受けたいのに移動手段がない」といった問題が浮き彫りになりました。
その中で、移動支援と医療を融合させた「眞心ライド」のようなサービスが、災害時に有効となります。
眞心ライドは、単なる介護タクシーではなく、
看護師や救急救命士が同乗し、車内で医療処置の継続が可能な移動支援を提供するサービスです。
「移動×医療福祉」を掛け合わせた新しい取り組みが、これからの防災にどのように活かせるのか、具体的な課題と対策を考えます。
課題:医療が必要な人が避難できない
🚨問題点
• 透析患者、人工呼吸器利用者、重症の要介護者が自力で避難できない。
• 避難所に医療設備がなく、治療を継続できない。
• 介護施設や病院が被災し、患者を安全に移送する手段がない。
✅対策:
• 眞心ライドのような「医療対応型移動サービス」の防災活用 → 緊急時に、医療が必要な人を避難所や安全な医療機関へ搬送できる体制を整える。「災害時におけるよう配慮者の緊急搬送等に関する協定」など・・・。
• 病院・介護施設との連携強化 → 患者の移送計画を事前に策定し、必要な医療機器や薬を確保しておく。
• 消防機関との協定「災害時における傷病者等の搬送に関する協定」の締結 → 緊急性の高い重症者は消防機関の救急車で対応し、中等症や医療処置を継続しながらの避難が必要な方や軽症者は、民間車両で搬送するなど、限られた医療・救急資源を適切に振り分けることが可能となる。
このような問題点と課題を、できることから少しずつ対応することで、「いざという時に助け合える社会」を築くことができます。
すべてを一度に解決するのは難しくても、移動支援の仕組みを知ること、地域とのつながりを深めること、個人レベルでの備えを進めることなど、小さなアクションが未来の命を守る力になります。
東日本大震災の教訓を忘れず、「防災×移動×医療福祉」の視点を持ち、一人ひとりができることを積み重ねることで、誰もが安心して暮らせる社会をつくっていきましょう。