彦根城で山駕籠による登城実証実験に参加|車いす利用者の移動支援と救護対応

2026年10月19日、彦根市が実施した**「山駕籠(やまかご)による彦根城登城の実証実験」**に参加しました。

国宝・彦根城は、歴史的価値の高い文化財である一方、急な坂道や石段が多く、車いすを利用される方にとっては天守周辺までの移動が難しい場所でもあります。

今回の実証実験では、山駕籠を活用し、車いす利用者が本丸周辺を目指す新たな移動方法の検証が行われました。

眞心ライドは、参加者の移乗支援に加え、AEDや救護資機材を持参し、救護スタッフとして実証実験に協力しました。

彦根城のバリアフリー化に向けた実証実験

彦根城は文化財としての価値を守りながら、より多くの方が観光を楽しめる環境づくりが求められています。

しかし、現地には急勾配の坂道や石段があり、一般的な車いすでの移動には大きな制約があります。

今回の実証実験では、山駕籠を使って実際に登城し、

  • 乗降時の安全性
  • 搬送時の安定性
  • 担ぎ手の負担
  • 狭い通路や石段での取り回し
  • 利用者の体感
  • 救護体制

など、実際の運用を想定した確認が行われました。

眞心ライドは移乗支援と救護スタッフとして参加

眞心ライドは、医療ケア搬送や外出支援の経験を生かし、参加者の移乗支援を担当しました。

山駕籠を利用する際には、乗り移る動作そのものにも安全への配慮が必要です。

利用される方の身体状況や姿勢、移乗方法を確認しながら、安全に参加できるようサポートしました。

また、AEDや救護資機材を持参し、万が一の体調不良やけがに備える救護スタッフとしても参加しました。

実際に登城された方の表情が印象的でした

実証実験で特に印象に残ったのは、実際に登城された方の表情です。

これまで車いすでは簡単に行くことができなかった場所まで上がり、上からの景色や間近に見る彦根城を楽しまれていました。

「行きたい場所へ行ける」

そのこと自体が大きな喜びになるということを、改めて感じる機会となりました。

移動手段が一つ増えることで、それまで難しかった体験が可能になることがあります。

文化財を守りながら、移動の選択肢を増やす

彦根城は国宝であり、文化財としての価値を守ることが最優先です。

その一方で、年齢や障害の有無にかかわらず、より多くの方が彦根城を楽しめる方法を考えていくことも大切です。

今後の活用に向けては、

  • 安全な運用方法
  • 担ぎ手の確保
  • 利用条件
  • 介助体制
  • 緊急時対応
  • 文化財保護との両立

など、検討すべき課題もあると思います。

今回のような実証実験を重ねることで、彦根城に合った形で新しい移動支援の方法が検討されていくことを期待しています。

ユニバーサルツーリズムという視点

近年、年齢や障害、医療的ケアの有無にかかわらず、誰もが旅行や観光を楽しめる環境づくりとして、ユニバーサルツーリズムが注目されています。

重要なのは、すべての人に同じ方法を提供することではなく、利用される方の身体状況や希望に応じて、複数の選択肢を用意することです。

車いすで巡る。

介助者と一緒に移動する。

必要に応じて搬送機器を使う。

今回の山駕籠も、その選択肢の一つになり得るものだと感じました。

眞心ライドも「行きたい」を支えます

眞心ライドでは、医療ケア搬送だけでなく、車いすを利用される方や医療的ケアが必要な方の外出・旅行同行支援にも取り組んでいます。

「彦根城を見てみたい」

「家族と一緒に観光したい」

「車いすでどこまで行けるか知りたい」

「医療的な対応が必要で、家族だけでは不安」

このような場合もご相談ください。

身体状況や希望、移動環境を確認しながら、無理のない外出方法を一緒に考えます。

「行きたいを、あきらめない。」

今回の実証実験への参加を通じて、改めてその大切さを感じました。

彦根市役所の皆様、関係者の皆様、このような貴重な機会にお声がけいただき、ありがとうございました。

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