※本ページは、眞心ライドが提供する医療的ケアが必要な方の旅行支援サービスについて、考え方と対応範囲を整理した説明ページです。
寝たきりの方、車椅子を利用されている方、吸引・酸素療法などの医療的ケアが必要な方の旅行・外出において、看護師等が同行し、移動から医療ケアの継続、旅行中の急変対応までを一貫して実施します。
基本的な考え方(医療対応を前提とした旅行支援)
眞心ライドは、医療的ケアが必要な方の外出・旅行において、「移動」と「医療ケアの継続」を切れ目なく実施する専門機関です。
本サービスは、一般的な介護旅行やツアー型旅行とは異なり、個別性が高く、医療的判断と即時対応が求められるケースを主な対象としています。
私たちは旅行商品を販売する会社ではありません。旅行会社・医療機関・介護事業者と連携しながら、旅行中に最もリスクが高く、判断と実行が求められる「移動・同行・医療対応」を担う実働機関として活動しています。
想定しているご相談元(旅行会社・医療・介護との連携)
以下のような立場の方からのご相談を想定しています。
- 旅行会社・ランドオペレーター(医療対応が必要な旅行案件)
- 医療機関(地域連携室・MSW 等)
- 訪問看護ステーション・ケアマネジャー
- 医療的ケアが必要な方のご家族
※一般的な観光案内や旅行プランの造成を目的とした窓口ではありません。
対応の中心となる領域(医療的ケアを含む旅行同行支援)
1. 医療的ケアを前提とした移動支援
- 寝たきり・車椅子利用の方の移動支援
- 民間救急車・医療対応車両による搬送
- 長距離移動・宿泊を伴う旅行行程への対応
- 公共交通機関利用時の医療的配慮を含む同行支援
「移動できるかどうか」の判断から、実際の移動実施までを一貫して対応します。
2. 旅行中の医療ケア継続(看護師等の同行)
旅行や外出によって中断されがちな医療ケアを、可能な限り日常と同じ水準で継続します。
- 吸引・酸素療法・人工呼吸器
- 胃ろう・経管栄養
- 医療機器使用中の方への対応
- 服薬管理・バイタルサイン確認
- 精神疾患・認知症等への医療的配慮
看護師・救命士等の医療職が同行・対応し、「旅行中だから仕方ない」を作らない体制を前提としています。
3. 旅行中の体調急変・医療トラブル対応
- 体調悪化時の初期対応
- 医療機関・訪問看護との連携
- 必要時の搬送判断および実施
旅行会社やご家族が医療判断を迫られる状況を避け、医療的判断と実行を担う役割を明確にします。
眞心ライドが行わないこと(責任範囲の明確化)
対応範囲を明確にするため、以下は原則として行っていません。
- 旅行商品の販売
- 観光コース・旅程の造成
- 添乗業務のみの請負
旅行の企画・販売は旅行会社が担い、眞心ライドは「移動と医療対応」という専門領域に集中します。
旅行会社・関係機関との連携について(旅行サービス手配業)
眞心ライドは、旅行会社等との連携を円滑に行うため、旅行サービス手配業の登録を行っています。
これは旅行を販売するためではなく、
- 医療的ケアを伴う旅行における現地対応
- 医療・移動に関する手配
- 責任範囲の明確化
を行うための制度的な裏付けとして位置づけています。
よくあるご質問(FAQ)
Q. 医療的ケアが必要な場合、普通の旅行会社では対応できないのですか?
A. 多くの旅行会社は宿泊や交通の手配は行えますが、旅行中の医療判断や医療ケアの実施はできません。眞心ライドは、旅行会社と連携しながら、医療的ケアが必要な方の旅行において、移動・医療ケアの継続・急変対応を実施する専門機関です。
目指している役割(医療対応型旅行支援の立ち位置)
眞心ライドが目指しているのは、
「医療的ケアが必要な方の旅行において、移動と医療対応を安心して任せられる存在」
です。
旅行会社が安心して旅行を提案でき、医療・介護職が不安なく送り出せ、ご本人とご家族が「行きたい」という思いをあきらめずに済む。
そのための実働する専門機関として、活動しています。
※本ページは、眞心ライドの考え方と対応範囲を共有するための説明ページです。内容は、今後の制度・連携状況等に応じて更新される場合があります。